近鉄エクスプレスは8月27日、シンガポールの現地法人KWE-Kintetsu WorldExpress（S)（KWEシンガポール）が、チャンギ・サウス本社倉庫を2027年度の完成を目指し建て替えると発表した。
＜完成イメージ図＞
チャンギ・サウス本社倉庫はチャンギ空港に近接していることから航空輸送との連携で極めて重要な拠点となっており、1996年の竣工以来29年にわたり、KWE シンガポールの成長とともに歴史を刻んできた。
近年、シンガポール政府の積極的な企業誘致や税制優遇措置を背景に、欧米系を中心としたヘルスケア関連企業や半導体関連企業の集積が進み、同国の東南アジアにおけるハブ拠点としての重要性は一層高まっている。
KWEシンガポールは、フォワーディング事業に加え、ロジスティクス事業の拡大を成長戦略の柱と位置づけており、建て替えにより倉庫スペースと機能を拡充し、APLロジスティクスとの協業を通じて、グループ全体の効率化と生産性向上を図る。
■チャンギ・サウス本社倉庫建て替え概要
所在地：20 Changi South Avenue 2, Singapore 486547
建物：鉄筋コンクリート造4階建て
延床面積：2万9184m2（倉庫専用エリア2万2960m2）
着工：2025年8月（起工式：2025年8月1日）
開業予定：2027年12月
一時移転先：#07-21ESR BizPark@Changi, 6Changi Business Park Avenue1,Singapore 486017
近鉄エクスプレス／インドネシア法人が倉庫と輸送のハラル認証取得
