NIPPON EXPRESSホールディングス11月7日、インド・マハラシュトラ州政府 産業省事務次官をはじめ5名の代表団が、9月24日にNXグループビルを来訪し、物流・産業開発・投資促進に関する意見交換を行ったと発表した。
NXグループはインド市場を最重要拠点の1つと位置付けており、インド国内39都市に103営業所、60倉庫を展開。ことし7月には「インド開発グループ」を新設するなど事業拡大体制を強化している。
マハラシュトラ州はインド名目GDPの約13.5%を占める最大の経済州で、総延長6310km超の鉄道網、18本の国道、2か所の主要港と48か所の非主要港、約32万8000kmの道路網、国際空港3か所を有し、強固な物流基盤を持つ。
また州独自の税制優遇・補助金などの各種インセンティブに加え、日系企業向けワンストップ窓口や日本企業産業団地など、投資受け入れ体制を整備しており、インドにおいて製造・流通の中核拠点として重要性を高めている。
今回の訪問は、マハラシュトラ州政府とNXグループが物流・産業開発・投資促進における戦略的協業の可能性について意見交換を行い、インド政府の「Viksit Bharat 2047」ビジョンの実現に向けた共同イニシアチブの基盤を構築することを目的に実施された。
会談では、インドの成長を牽引するマハラシュトラ州の物流・投資環境をふまえ、NXグループのインド事業拡大や、同州を中核拠点とする物流ハブ構想について意見交換を行った。
両者は今後も継続的な会合を重ね、インドの産業発展に向けた連携を強化していくことで一致した。
