安田倉庫は11月14日、西日本を中心に展開する一般貨物運送事業者の帝人物流の全株式を取得し、子会社化することを決定したと発表した。
11月14日付で株式譲渡契約を締結しており、株式譲渡実行日は現在調整中。
帝人物流は、1980年に創業。大阪府を所在地として西日本中心としたを拠点展開で、倉庫保管サービスおよび運送サービスなどを提供している。
また、帝人グループをはじめとする合成繊維・化学品メーカーの物流の安定供給を支えるほか、サードパーティ製品の取り扱い実績も多く、合成繊維・化学品の取り扱いに豊富な経験とノウハウを有する企業だ。
2025年3月期の業績は、売上高93億5300万円、営業利益2億8100万円。
今回の株式取得は、両社の物流施設、輸配送ネットワークや顧客基盤、物流ノウハウなどを融合することで、安定した総合物流サービスの提供が可能と判断し、譲渡契約締結に至ったという。
株式取得により、安田倉庫グループの成長に向けた新領域への参入や、ネットワークの拡充などを目指す。
■帝人物流の会社概要
所在地:大阪府大阪市西区土佐堀1-3-7
設立:1980年12月15日
主な事業内容:一般貨物運送業、利用運送事業および運送取次事業、倉庫業、通関業、梱包業
資本金:8000万円
大株主および持株比率:帝人フロンティア(100%)
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