商船三井とコーポレートベンチャーキャピタルのMOL PLUSは12月3日、国立大学法人東京海洋大学の「ビジネスプラン・コンテスト2025」にて、「商船三井賞」を新設することを決定した。
<左から、東京海洋大学 設樂愛子 URA、浪川珠乃 教授、中原尚知 教授、婁小波 副学長、井関俊夫 学長、商船三井 池田潤一郎 取締役会長、安藤美和子 執行役員、MOL PLUS 阪本拓也 代表>

「ビジネスプラン・コンテスト2025」は、2025年12月20日に開催される。新設された「商船三井賞」は、海洋分野における新規事業創出に挑戦する学生の取り組みを支援し、次世代海洋人材の育成に寄与することを目的としたものだ。
2024年度に、MOL PLUSは同大学のビジネスプラン・コンテストに審査員として参加したことで、学生の発想力の可能性を強く感じたことを受け、賞金100万円相当の本賞を設置するに至ったという。
受賞チームは、賞金を実証試験やトライアルに係る費用に活用できる。これによって、海洋分野での起業や社会実装を目指す取り組みにつなげていくことが期待されるとしている。
また、賞金のみならず、MOL PLUSは受賞チームに対し、実証過程での助言や事業化に向けた相談対応などの伴走支援も実施する予定だ。
MOL PLUS/東京海洋大学でゲスト講義 海洋の起業家育成に注力