Gaussyは12月17日、運営する倉庫ロボットサービス「Roboware（ロボウェア）」のAMRのラインナップを強化したと発表した。
＜Robowareショールーム＞
Wi-Fi環境不要で屋外走行できるAMR「Starシリーズ（ロボットバンク社）」と、牽引型AMR「Neiboパワフルロボット（エクセディ社）」を追加。搬送自動化ニーズの多様化に応える。
＜StarLift 600＞
今回追加したのは、従来の重量物搬送AMRではまかなえなかった「利用環境」と「搬送機能」を補完するもの。
「Starシリーズ」は、専用サーバーも要らず、従来のAMRと比べて低コストで導入できる。高性能V-SLAM技術とマルチセンサーの連携により、太陽光や霧、暗所といった環境下でも自己位置認識に優れ、屋内と屋外をまたいで移動することもできる。
＜Neibo パワフルロボット＞
「Neiboパワフルロボット」は、最大600kgまでの重量物牽引に対応する。さらにロボット本体の上部にも120kgまで積載可能。スリムカート、カゴ台車、手押し台車、ハンドリフト、4WS台車など、現場で使っている多様な台車をそのまま牽引・搬送できる。
外部システムとの連携など、ニーズに合わせた機能拡張ができるほか、クラウドシステムを採用しPCから制御可能なため高価な専用サーバーの構築も要らないという。
＜ラインナップの拡充＞
「Roboware」ではこれまで、耐荷重1500kgの「Maxシリーズ」、600kgの「Flexシリーズ」の2モデルを中心に、重量物の搬送・ピッキング領域でAMRソリューションを提供してきた。
しかし商談の中で「ネットワーク環境が整備されておらず、敷設に多大なコストと時間がかかる」「屋外や半屋外で搬送を行いたい」「使用中のカゴ車や台車をそのまま活用したい」といった要望も受け、ニーズが細分化していることが課題になっていた。
なお、17日から、すべてのラインナップを体験できる常設展示を東京都大田区のショールームで開始。全機種の走行デモや旋回性能比較、現場レイアウトを想定した運用シミュレーションなどができる。
■Robowareショールーム（予約制）
所在地：東京都大田区平和島6-1-1 東京流通センター物流ビルA棟（2階 AE2-3区画）
アクセス：
東京モノレール「流通センター」駅 徒歩1分
JR「大森」駅 バス約12分
京浜急行「平和島」駅 バス約5分・徒歩20分
申し込み：https://roboware.ai/event/robot-tour-trc
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