プロロジス/岩手県金ケ崎町に5.5万m2のマルチ型施設竣工、隣接地にBTS型も開発

2025年12月18日/物流施設

プロロジスは12月18日、岩手県金ケ崎町に建設していたマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎」の竣工式を執り行ったと発表した。延床面積は約5.5万m2で、既に75%が賃貸契約を締結済みだという。

<「プロロジスパーク北上金ケ崎」外観、 隣接する敷地(写真手前)にBTS型物流施設を開発予定>
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<位置図>
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「プロロジスパーク北上金ケ崎」は、東北を縦断する東北自動車道「北上金ヶ崎IC」近くに立地。南北に東北自動車道や国道4号、東西に秋田自動車道や釜石自動車道が交わる地点に位置している。

盛岡市へ約60分、仙台市へ約90分、秋田市へ約120分と東北各地域へアクセスしやすく、広域配送に適しているほか、東北新幹線「北上駅」から約10km、東北本線「金ケ崎駅」から6kmと、雇用にも有利な環境となっている。

施設は地上2階建てで、両フロアとも有効天井高は約5.5m、床荷重は1m2当たり1.5tを確保した。1階と2階を縦に一体利用できるメゾネット型で、保管効率が高く、荷物用エレベータも装備。垂直搬送機の追加にも対応可能だという。

<降雪時にも安全で効率的なオペレーションを確保>
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降雪時に備え、1階には建物内部を通る2つの車路に沿って着車できる高床式トラックバースを設けるほか、施設側で除雪サービスを提供。施設の雨どいには融雪ヒーターを整備している。また全長約280mという施設の特性に合わせて、1階それぞれの専有部の事務所横にラウンジと給湯スペースを配置した。

このほかサステナビリティへの取り組みとして、金ケ崎町の特産品であるアスパラガスやケールの廃棄物をアップサイクルしたアートワークを施設内に採用したのも特徴だ。

<施設内のアートワーク>
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さらにプロロジスでは、「プロロジスパーク北上金ケ崎」隣接地に、BTS型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎2」の開発を決定している。

規模や階数、棟数などの施設設計は入居企業の要望に合わせて行う予定だが、HAZMAT(危険物倉庫)や、冷凍冷蔵倉庫の整備、製造業への対応として耐荷重の増強なども柔軟に対応するとしている。

■施設概要
名称:プロロジスパーク北上金ケ崎
所在地:岩手県金ケ崎町六原土井道合、後平地内
敷地面積:7万8484.31m2(2万3741.50坪)
延床面積:5万5112.26m2(1万6671.46坪)
構造:地上2階建て、鉄骨造
着工:2024年6月
竣工:2025年12月

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