全国新スマート物流推進協議会は12月16日、「フェーズフリー型物流インフラ実現会議」の初会合をリアルとオンラインのハイブリッド形式で開催した。
実現会議は、「平時と有事を分けない物流=フェーズフリー型物流インフラ」の社会実装に向けて、ドローン活用による通信・物流・在庫管理・防災計画を統合した新たなインフラ構築を目的に設置され、東京大学大学院情報学環・学際情報学府 沼田 宗純 准教授が座長を務める。
初会合では、全国新スマート物流推進協議会理事であるセイノーホールディングス専務執行役員兼セイノーラストワンマイル社長の河合 秀治 氏らが登壇し、実現会議のコンセプトなどについて説明を行うとともに、ドローン物流の社会実装を進める自治体・事業者での活動に関する実績や情報を共有。
自治体からの活動報告では、山梨県高度政策推進局 駒形 大輔 高度政策企画イニシアチブ主査(プロジェクトディレクター)が「山梨県が進める東部地域、峡南地域でのフェーズフリーインフラの構築」について説明し、事業者からはソフトバンクテクノロジーデジタルユニット統括次世代社会インフラ推進室推進部UAV推進課の今 秀昭 課長が「ソフトバンクが目指すドローンを活用したフェーズフリー型インフラ構築に向けて」と題する報告を行った。
今後については、継続して具体化に向けた学術面・事業面でのステップを明確化し、フェーズフリー型物流インフラの実現を目指して活動することなどを確認した。
