オリックス不動産は2月26日、埼玉県三郷市にマルチテナント型物流施設「三郷Iロジスティクスセンター」が竣工したと発表した。
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オリックス不動産/埼玉県伊奈町に3.3万m2のマルチテナント型物流施設を竣工 2026年01月28日 |
施設は、関東近郊をつなぐ東京外環自動車道(外環道)と都心をつなぐ、常磐自動車道の結節点である三郷エリアに位置。外環道「外環三郷西IC」から約2kmにあり、東京都心まで1時間以内にアクセスできるほか、首都圏エリアへの広域配送にも適している。
なお、オリックス不動産にとって国内物流施設の投資・開発実績は、竣工ベースで55件目。首都圏では39件目、埼玉県では19件目となる。
施設スペックは鉄骨造の地上4階建て、延床面積4万5218.02m2で各階に直接アクセスできるランプウェイ方式を採用。駐車場は普通車37台、軽自動車18台の面積を確保しているほか、夜間の大型車用待機場が6台分(トイレ併設)となっている。
入居者は約8900m2の1フロアを専有でき、最大4テナントの入居が可能なマルチテナント仕様。倉庫内には空調設備を導入し、夏場は30℃前後まで冷却可能だ。
各階には三郷市の伝統である藍染(あいぞめ)をコンセプトとした専用カフェラウンジを設置し、休憩や食事のほか、会議にも利用可能な空間としている。高い立地ポテンシャルをいかすため、従業員の職場環境を整備した形だ。
1フロアにつき19台の大型車(10t車など)を同時に接車可能なトラックバースを備え、構内のトラック渋滞や接触リスクを低減する。ランプウェイは有効車幅14mで、大型車でも通行しやすい設計。
各階にはランプウェイからの入り口があり、トラックドライバーが内部で利用できるトイレや喫煙所が設置されている。
BCP対策として、24時間稼働を想定した非常用発電機を設置したほか、浸水対策として1階倉庫床部分と電気設備の設置レベルを通常よりも高く設定。これにより、水害時の荷物浸水を防止するだけでなく、ライフライン維持を可能として、物流機能の早期復旧に貢献する。
屋上には太陽光発電設備を設置し、天候の影響や夜間など発電量が不足する場合にもオリックスより非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給可能。入居テナント企業は使用電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力として使用できる。
また、CASBEE(新築)Aランクを取得予定の環境配慮型仕様としており、敷地内には電気自動車充電スタンドを4基設置するなど、環境負荷低減に取り組んでいる。
オリックス不動産 平川直人 物流事業部長は三郷Iロジスティクスセンターについて「2000坪(6600m2)前後はデベロッパーとしてのボリュームゾーン。1社利用に高い需要がある」と、引き合いの多さに言及したほか、「物流施設の集積地となるので、今回であれば各階層のカフェラウンジによる快適な職場環境の提供といった、われわれなりの価値創出をしていく」と、土地ならではの注力した点を語った。
なお現在、1階の入居についてすでに商談が進んでいるほか、2月25日~27日の内覧会では食品やECを含む45社の参加希望があり、1年以内に入居率100%を目指すとしている。
■施設概要
名称:三郷Iロジスティクスセンター
所在地:埼玉県三郷市彦糸2丁目89番地、他(地番)
交通手段:外環道「外環三郷西IC」から約2km、
JR武蔵野線「新三郷」駅から約2.3km(東武バス利用で約5分、最寄りバス停「十街区」から約450m(徒歩約6分))
敷地面積:1万8077.75m2(約5468.51坪)
延床面積:4万5218.02m2(約1万3678.45坪)
規模・構造:地上4階建て、鉄骨造
駐車場台数:普通車55台(うち軽自動車用18台)、大型トラック待機場6台
その他:トラックバース76台(10t車)
床荷重1.5t/m2、梁下有効高5.5m以上
全館LED照明、非常用発電機、太陽光発電設備
電気自動車(EV)充電スタンド4基
設計・施工:大豊建設
着工:2024年10月15日
竣工:2026年1月20日
施設サイト:オリックス不動産 三郷Iロジスティクスセンター
オリックス不動産/埼玉県伊奈町に3.3万m2のマルチテナント型物流施設を竣工






