郵船ロジスティクスは、3月から成田国際空港に隣接する千葉県芝山町の成田ロジスティクスセンターで、国内RAフォワーダー(国土交通省から航空貨物の保安措置が適切に行われていると認定を受けた特定航空貨物利用運送事業者等)として初めて、爆発物探知犬(EDD)による航空貨物の安全確認を開始する。
業界に先駆けてEDDを導入することにより、従来の爆発物検査方法では安全確認が難しかった貨物にも柔軟に対応し、安全でより付加価値の高いサービスを提供する。
郵船ロジスティクスでは2025年春から、日本警備犬協会の協力の下、EDDによる爆発物検査の導入を検討してきた。
8月には、EDDが実際の貨物で爆発物臭を探知できるか、ターゲット臭が混入したさまざまな形状のダミー貨物を用いた実証実験を行い、航空貨物の安全確認での有効性を検証した。
EDDの育成には長期間にわたる特殊な訓練が必要で、日本警備犬協会でも15頭と限られていることから、導入には協会やハンドラーと呼ばれるパートナーの協力が欠かせない。
郵船ロジスティクスでは、日本警備犬協会で専門の訓練を受けたEDDとハンドラーのペアが成田ロジスティクスセンターに常駐し、大型貨物やパレタイズ貨物、X線検査装置に通せない貨物など、さまざまな航空貨物の安全確認を行う。
航空輸送の安全を確保しながらも、貨物のダメージリスクが少ない安全かつ効率的な確認方法を確立することで、顧客の選択の幅を広げる新たな価値を創造していくとしている。

