日本郵船は3月31日、所属する定期コンテナ船共同運航組織「グランドアライアンス」とイスラエルのZIM社は、現在協調配船を行っているアジア~北米東岸航路で、韓国の現代商船との協調を開始すると発表した。
既存のSCE(South China East Coast Express)サービスに加えて、5月12日から新たにSCE2(South China East Coast Express 2)サービスを開始するなど、より充実したサービスを提供する。
SCE2サービスは韓国・華中(中国)・華南(同)と北米東岸間を効率的に結び、既存のSCEサービスを補完する。また、既存のSCEサービスもマイアミを新寄港地として加える。
新規協調開始後のアジア~北米東岸航路は、SCEが高雄(台湾)~蛇口(中国)~香港~ニューヨーク(米国)~ノーフォーク~サバナ~マイアミ~高雄となる。5月13日より開始。
また、SCE2は釜山(韓国)~上海・大小洋山(中国)~アモイ(中国)~ダーチャンベイ(中国)~香港~塩田(中国)~マンザニーロ(パナマ)~キングストン(ジャマイカ)~サバナ~チャールストン(米国)~キングストン~マンザニーロ~釜山となる。5月12日より開始。
なお、グランドアライアンスは、日本郵船(日本)、Hapag-Lloyd社(ドイツ)、OOCL社(香港)の3社で構成する定期コンテナ船共同運航組織。
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