アサヒロジスティクスは3月13日、物流業界で働く人材の待遇向上を目的に、2026年4月から給与改定を実施すると発表した。
大学新卒初任給を26万円から28万円に引き上げ、ドライバー職の給与は6.4%引き上げるなど、全体的なベースアップを行う。既存従業員についても、基本給ベースアップと業績考課に基づく定期昇給により、全体で平均6.4%の賃上げとする。
物流業界のドライバー不足が社会的課題となる中、アサヒロジスティクスでは約20年前から、将来的なドライバー不足を予測し、人材確保に向けて取り組んでいる。
「ダントツのドライバーデビューサポート体制」では、トラック運転に必要な上位免許取得にかかる費用を支援し、自動車学校のグループ化による短期取得環境も整備。2017年にはドライバー研修施設「滑川福田センター」(埼玉県比企郡滑川町)を開設した。
また、女性や若年層のドライバーを積極採用。全車両オートマ化や充実した車両設備と定期的な代替によるドライバーの負担軽減、安全対策の強化にも注力するなどしてきた。
これまでの実績によると、ドライバー職では2019年から2025年までの6年間で賃金上昇率は23%。今回の賃上げにより、7年間で29%の上昇率となる見込み。
待遇改善についてアサヒロジスティクスは、「自社の人材確保だけでなく物流業界全体のイメージアップにつながる施策」と見ており、将来的な労働人口の減少に対し、物流業の人材を安定的に確保できるよう、今後も働きやすい環境の整備を続けていきたいとしている。
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