デンソーは7月18日、デンソー・ド・ブラジル・リミターダ(DNBR)がブラジルのサンタバーバラ工場と工場敷地内のブラジル・テクニカルセンターを開所したと発表した。
<サンタバーバラ工場>
サンタバーバラ工場は、既存製品の拡販と新たな製品の受注に向けた生産能力の増強のため、本社工場であるクリチバ工場につづく第2工場として2011年1月よりカーエアコン、クーリングモジュールの生産を始めた。
全ての設備の設置が完了し、今年9月からは、新たにスターター、ワイパーの生産を開始する予定。
今年7月に稼動を開始したブラジル・テク二カルセンターは、南米向けのカーエアコン、スターター、オルタネーター、パワトレイン機器関連製品などの開発を行う。車両実験風洞など、デンソーとしては南米初となる試験装置を備え、開発リードタイムの短縮を図り、競争力のある製品を開発する。
■サンタバーバラ工場の概要
所在地:ブラジル、サンパウロ州サンタバーバラ・ド・オエステ市
稼動開始:2011年1月
投資額:1億レアル(約38億円)
従業員数:342人(2012年6月時点)
延床面積:3万200㎡
敷地面積:30万㎡
事業内容:カーエアコン、クーリングモジュール、スターター、ワイパーの製造
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