ヤマトパッキングサービスは12月20日、鳥取県が行う環日本海定期国際フェリー航路輸送ルート開拓実証調査業務を受託し、実施すると発表した。
<トライアル輸送のルート>
調査業務は、鳥取県の境港と韓国東部の東海港等の北東アジアを結ぶ環日本海定期国際フェリー航路を利用した新たな物流ルートの開拓を目指すもので、中国天津市から鳥取県米子市へのトライアル輸送を実施する。
アジアと山陰地域をより速く、より低コストで結ぶ新たな最短輸送ルートを開発し、コンテナ船の代わりにフェリーとRORO船、トラックを利用したドアtoドアの小口貨物輸送プラットフォームの構築を目指し、今回トライアル輸送を実施することにしたもの。
試算では、従来11日かかっていたリードタイムを9日に短縮(2日短縮)、コストを15%削減できる見通し。
トライアルの輸送ルートは、天津市(中国)→(トラック)→天津港→(RORO船)→仁川港(韓国)→(トラック)→東海港(韓国)→(フェリー)→境港(鳥取県)→トラック→米子市(鳥取県)。