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SGHD/適正運賃収受強化で大幅増益

2013年10月30日/決算

SGホールディングスは、2014年3月期第2四半期決算が、適正運賃収受を進めた結果が減収増益になった。

<会見する和田潔取締役(右)と中島俊一執行役員(左)>
20131030sghd - SGHD/適正運賃収受強化で大幅増益

売上高は4158億9800万円(前年同期比5.2%減)と減収だったが、運賃交渉で折り合わなかったケースがあり、デリバリー事業では宅配便の個数が11.3%減の6億625万4000個、メール便が1億7958万8000冊(17.5%減)となった。

226億円の減収分を補うコスト削減を実現し、さらに適正運賃収受を進めた結果、宅配便の平均単価が2012年上期の459円から2013年上期には481円に上昇し、営業利益は213億円(54.2%増)となった。

会見では、減少に占める割合は、通販業者だけに限らず、アマゾンの割合もシェアとしてはそれほど大きくないと説明した。

デリバリー事業の収益改善を進め、労務費で118億円、外注費で183億円、燃料費で3億円、などのコストを削減した。人員は前年同期比で500名の減となっている。

和田潔取締役は「デリバリー事業での個数・冊数の落ち方が二けたになることも、単価の値上がり幅も当初の想定を超えるものだった」と話した。

なお、ハマキョウレックスとの資本業務提携と株式交換の中止に伴う業績への影響はないとしている。

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