ネスレ日本の高岡浩三CEOは、3月7日行われた2018年事業戦略発表会で、ネスカフェ ドルチェグストのカプセルとレギュラーソリュブルコーヒーの一部製品を6~10%値上げすることを明らかにした。
物流費の高騰が主な原因。ネスレ日本の物流費推移は2015年を100とした場合、2017年は146と約1.5倍に増えている。
高岡CEOは、「ドライバー不足がここ数年深刻になっており、ネスレ通販で納期通りに届けることができた注文件数の割合(%)、2016年99%だったが、2017年86%に下がり、対策がうまくいかない場合、2018年は70%になる可能性がある」と説明。
また、「定期購入のお客様に月末に集中しがちな配達日を分散していただいたり、毎月の配送を2~3か月分まとめて送らせていただくなどの対策をとっている。物流費高騰に関しては、さらに大きなイノベーションにも挑戦している」と話した。