いすゞ自動車は6月4日、国土交通省にエルフのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(シリンダヘッドカバー) 。
小型トラックのエンジンにおいて、シリンダヘッドカバーの形状が不適切なため、インジェクタオイルシール部に雨水が滞留するものがある。そのため、オイルシールが膨潤してシール性が低下し、そのままの状態で使用を続けると、エンジンオイルが漏れ、最悪の場合、エンジンが損傷するおそれがある。
全車両、シリンダヘッドカバー一式を対策品に交換する。また、エンジンオイルを点検し、水浸入が確認されたものはエンジン内部を洗浄する。なお、車両走行データを確認し、ダメージを受けているおそれのある車両はエンジンを交換する。
不具合件数は、111件、事故はなし。リコール対象車の台数は1307台。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001292009.pdf