フルキャストホールディンクズは10月27日、5月2日発表の2008年9月期決算の業績予測を修正した。修正後の業績予測は売上高989億8900万円(当初予測より5.7％減)、営業利益16億4700万円(25.1％減)、経常利益15億3000万円(23.5％減)、当期損失24億4300万円(当初2億7000万円の当期利益を予測)の下方修正となった。
一部の顧客で生産調整やアルバイトなどの自社雇用に切り替える動きがあっこと、販売支援事業で将来の解約に備えて引当金計上を開始したことなどから、売上高が計画を下回る見通しとなり修正した。利益面では、グループ全体で販売費・一般管理費の抑制に努めたものの、粗利減少額をカバーしきれず営業、経常利益ともに計画を下回る。
また未上場子会社3社が、取得時に想定した超過収益力が見込まれなくなったことで、子会社ののれんの減損処理の必要が発生。減損損失13億9700万円を特別損失に計上するため当期利益も減益となる。単体の繰延税金資産取り崩しなども影響し、当期損失が拡大した。
