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住友倉庫/新規施設が寄与し増収、売上高695億円

2008年11月10日/決算

住友倉庫が11月7日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は695億4200万円(前期比2.2%増)、営業利益38億6400万円(6.3%減)、経常利益43億4400万円(6.9%減)、当期利益22億9200万円(14.2%増)と増収減益となった。

各事業の概況は、物流事業の倉庫収入が、前年度に稼働した掛川倉庫(静岡県掛川市)新規施設が寄与し97億7100万円(3.3%増)と増収を確保。港湾運送収入は、コンテナ荷捌が中国、中近東向けの輸出取扱いなどで堅調に推移。中国航路の新規取扱もあり、195億6300万円(5.9%増)とこちらも増収となった。国際輸送収入は、航空貨物の取扱いは堅調だったがプロジェクト貨物の取扱いが低調に推移し、157億700万円(1.5%減)と微減にとどまった。

陸上運送ほかの収入は、大阪港南港東倉庫、中国の住友倉儲(中国)有限公司の物流施設賃貸料が寄与し194億1600万円(1.1%増)ほぼ横ばい。物流事業全体の売上高は644億5900万円(2.2%増)だったが、大阪港南港東倉庫の減価償却費や不動産取得税等一時費用の発生で営業利益は29億5500万円(7.4%減)と減益となった。

不動産事業では、キャナルテラス堀江(大阪市西区)の営業開始が寄与し、営業収益は51億8100万円(0.5%増)と前年並みを保った。営業利益は減価償却費等の間接費用が減少したたため、30億7100万円(8.0%増)と増益を確保した。

通期は事業環境の悪化は懸念するが、掛川倉庫の貢献などを織り込み業績予測は修正しなかった。通期売上高は1380億円(0.2%増)、営業利益80億円(5.4%減)、経常利益83億円(9.7%減)、当期利益45億円(14.0%減)と減益を見込む。

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