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TCM/繰延資産取り崩しで17億6600万円の赤字

2009年01月28日/決算

TCMが1月27日発表した2009年3月期第3四半期決算短信によると、売上高は1038億4600万円(前年同期比2.7%増)、営業利益9億8500万円(76.3%減)、経常利益1億9600万円(94.4%減)、当期損失32億7200万円(前期同期当期利益17億6600万円)となった。繰延税金資産の取り崩しにより赤字決算に転じた。

主力のフォークリフトやホイールローダーの内外の需要が減退し、とりわけ10月以降は急激に市場環境が悪化したことで、営業利益、経常利益ともに落ち込んだ。

産業車両部門では、10月以降の世界的な景気停滞のあおりを受けフォークリフト市場も冷え込み、新興国では金融引き締めの影響でディーラーの運転資金調達に支障が出てキャンセルが発生。このため、同社は減産を行った。売上高は543億5400万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は9億4400万円(70.6%減)となった。

建設車両では、第2四半期までの販売増により、売上高は354億400万円(1.9%増)だったものの、国内向け販売台数の減少や資材価格の高騰によって、営業損失4億3100万円(前年同期営業利益1億1000万円)を計上した。

経営環境の悪化を受け、2009年3月期の通期の業績予想を修正した。売上高は1200億円(当初予想1500億円)、営業損失11億円(営業利益25億円)、経常損失26億円(経常利益16億円)、当期損失60億円(当期利益6億円)としている。

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