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日本水産/第3四半期、当期損失65億9400万円

2009年02月06日/決算

日本水産が2月5日発表した2009年3月期第3四半期連結業績(累計)によると、売上高は4000億8800万円(前年同期比1.9%減)、営業利益61億2500万円(34.9%減)、経常利益24億4900万円(74.6%減)、投資有価証券評価損計上や売掛金の引き当処理などの影響で当期損失65億9400万円(前期は30億3300万円の当期利益)を計上した。

北米の業務用水産調理冷凍食品会社の不振や連結範囲の変更に加え、海外子会社の「のれん」の償却、インフレーション会計の適用除外、ドル建て借入金の為替差損があった。

事業別では、物流事業の売上高が86億4200万円(9.1%減)、営業利益は15億7100万円(4.8%減)だった。上期に輸入品の搬入量が減少し、下期は取扱い数量が減少。冷蔵倉庫増設による諸経費増があった。主力の水産事業では、鮮凍魚の販売が年末の需要期に低迷し、売上高は1666億900万円で、営業利益は42億4400万円だった。食品事業の売上高は1974億1200万円で、海外子会社の「のれん」償却14億3500万円を計上したことにより、12億9000万円の営業損失となった。

地域別では、日本での売上高は3184億1600万円、営業利益は99億5200万円だった。魚肉ソーセージなどの売り上げが伸びたが、原材料価格上昇分の販売価格への転嫁の遅れや中国産家庭用冷凍食品の販売が減少した。北米地域では、売上高が520億3100万円。水産事業や外食産業などの販売不振や「のれん」償却が影響して4億7300万円の営業損失を計上した。

通期の連結業績予想を修正し、売上高は5000億円、営業利益60億円、経常利益はゼロ、当期損失110億円を見込んでいる。

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