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ダイフク/物流システム事業の売上32.7%減、営業利益58%減

2009年08月13日/決算

ダイフクが8月12日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、物流システム事業の業績は、受注高163億6100万円(前年同期比80.9%減)、売上高346億4400万円(32.7%減)、営業利益は20億3100万円(58.5%減)と、大幅な減となった。

受注面では、自動車生産ラインの搬送システム事業およびエレクトロニクス業界向けクリーンルーム内の搬送・保管システム事業は、設備投資の抑制・繰り延べ傾向の影響を強く受けた。

一般製造業や流通業向けの保管・搬送・仕分け・ピッキングシステム事業は、中小型案件が景況悪化の影響を受けているが、医薬卸・流通向けの大型案件や農業向け案件が好調に推移している。

中国では、市場開拓に注力してきた結果、食品・医薬業界やFPD(フラットパネルディスプレー)業界向けの引き合いが堅調。

米国子会社のウェブ社が手がけてきた空港手荷物搬送事業は、有望案件の受注が第2四半期以降にずれこんだが、米国政府の景気対策と空港の安全性向上対策による需要が今後とも見込まれる。

売上面では、自動車生産ラインの搬送システム事業およびエレクトロニクス業界向けクリーンルーム内の搬送・保管システム事業において、新設案件の受注が昨年後半から急激な減少に加え、連休を利用した改造工事も減少したことが影響した。

一般製造業や流通業向けの保管・搬送・仕分け・ピッキングシステム事業は、中小型案件が景況悪化の影響を受けているものの、IT・食品・医薬などの業界を中心に大型案件は底堅く推移している。

サービス事業は、納入先設備の稼働率低下などの影響が見られますが、当期より同業他社から自動倉庫のサービス事業を譲り受けたことによりサービス対象先が増加したので、リニューアル提案につなげていくなどの施策を講じている。

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