ダイフクが5月14日に発表した2010年3月期決算によると、物流システム事業は、受注高は1163億9200万円(40.3%減)、売上高1378億3500万円(38.3%減)、営業利益は58億7800万円(73.3%減)と大幅な減収減益となった。
受注面では、大型案件では食品、医薬卸などの流通業界向けが堅調に推移したが、中小型案件は需要回復していなかった。
エレクトロニクス業界向けクリーンルーム内の搬送・保管システム事業は、市場価格・市場規模ともに大きく低下したが、第3四半期から中国の液晶パネル工場向けが、第4四半期からは北米や韓国向けの受注が活発になった。
北米のエアポート向け手荷物搬送事業は、手荷物検査ラインへの投資計画は活発だが、大型案件の受注が来期にずれこみ、伸び悩んだ。