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ニチレイ/低温物流事業の売上高3.2%減、営業利益8.4%減

2010年02月02日/決算

ニチレイが2月2日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、低温物流事業の売上高は1063億1700万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は68億3400万円(8.4%減)となった。

各事業の概況は、物流ネットワークの売上高が570億4300万円(3.3%増)、営業利益は16億8800万円(3.6%減)で推移。主要商材の取扱物量の減少、通貨型物流センターの取扱商品の低価格化などが見られたが、新設した物流センターの稼働などで増収となった。

また、原油価格の落ち着きで、燃油サーチャージのコスト負担は解消されたが、新物流センターの立ち上げで営業利益は減益だった。

地域保管事業の売上高は361億6500万円(1.7%減)、営業利益は47億3300万円(10.6%増)で推移した。地域密着営業の継続で集荷に努め、在庫水準を維持するものの、荷動きが低迷し入出庫量の減少したため減収となった。反面、入出庫量の減少で作業収支が悪化したものの、ローコスト運営に徹して電力料の値下がり効果なども寄与し、営業利益は前期を上回った。

海外事業 (2009年1月~9月)の売上高は125億9800万円(29.1%減)、営業利益は6億5500万円(60.0%減)。ドイツやオランダなどの欧州地域では、円高傾向などから大幅な減収減益となり、運送事業では景気低迷の影響による主要顧客の取扱減少や単価引き下げなどが影響した。保管事業は在庫水準に回復は見られるものの、取扱いは前期を下回った。

中国(上海)エリアでは、主力のコンビニエンスストア店舗配送業務の取扱物量が減少したが、輸配送売上の拡大などに努め、売上、利益ともに前期を若干下回った。

通期は物流ネットワーク事業の新物流センターの立ち上げ費用低減、車両の有効活用などのローコスト運営を進め、低温物流事業の売上高は1395億円(2.0%減)、営業利益78億円(5.2%減)を見込んでいる。

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