ニチレイが5月11日に発表した2010年3月期業績によると、低温物流事業の売上高は1390億1600万円(前年同期比2.3%減)、営業利益78億8300万円(4.2%減)となった。
国内は、物流ネットワーク事業の新設物流センターの稼働や地域保管事業のローコスト運営の徹底により増収増益となったが、欧州地域の景気低迷やユーロ安(円高)の影響を受け、海外事業の業績が大幅に落ち込み、低温物流事業全体では減収減益だった。
事業別にみると、物流ネットワークの売上高が753億400万円(4.3%増)、営業利益20億1100万円(7.7%増)、地域保管の売上高は451億7000万円(2.2%減)、営業利益52億9000万円(6.8%増)、海外の売上高165億3000万円(26.1%減)、営業利益7億2300万円(56.2%減)、エンジニアリング20億1100万円(23.2%増)、営業利益1億3900万円(11.4%増)だった。
低温物流事業の次期見通しは、売上高1442億円(3.7%増)、営業利益73億円(7.4%減)。