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サトー/売上高17%減、欧州事業は下期に回復見込み、営業利益83%減

2009年08月06日/決算

サトーが8月6日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は179億3700万円(前年同期比17.0%減)、営業利益1億7300万円(83.5%減)、経常利益2億3300万円(80.3%減)、当期利益6900万円(88.5%減)となった。

国内の営業の概況は、食品加工、製造業、運送業界など、様々な分野で自動認識技術を活かした効率化、安全確保、トレーサビリティー需要に対する提案を行い、新規用途の開拓を行うなど売上拡大に努力した。

前期後半より、好調業種や景気の影響を受けにくい取引先への営業強化に取組み、大口案件を含め受注件数が増加するなど売上高の回復傾向は確実になっているという。前期比では18億8200万円の減収(12.2%減)となったが、前期第4四半期連結会計期間との比較では9億7100万円の増収(7.7%増)、4億5600万円の営業増益となった。

海外向けでは米州、欧州、アジア・オセアニア地域各国で売上が前期比で17億8000万円減少(28.8%減、うち為替評価影響額8億4200万円減)となっているが、前期第4四半期連結会計期間との比較では2億4900万円の増収(6.0%増)、8億2700万円の営業増益となった。

利益面では、グループ全体で各地域でコストダウンと諸経費の節減に取組み、収益構造は着実に改善しつつあるという。欧州事業では、黒字化に向けた構造改革に着手しているが、具体的なアクションプランの実施効果が出るのは下期からの見込み。

商品群別の業績では、メカトロ製品事業が売上高67億2700万円(23.4%減)、営業利益2200万円(94.8%減)。 サプライ製品事業は売上高112億900万円(12.6%減)、営業利益1億5000万円(75.6%減)となった。

通期は売上高730億円(6.6%減)、営業利益15億円(105.5%増)、経常利益12億円(237.0%増)、当期利益は計上しない模様。

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