丸全昭和運輸が2月7日に発表した2011年3月期第3四半期業績によると、売上高644億5900万円(前年同期比6.9%増)、営業利益28億6600万円(44.9%増)、経常利益31億7700万円(40.0%増)、当期利益19億3800万円(57.4%増)となった。
貨物自動車運送事業は、京浜地区では建設重機等の輸出入取扱い増加や鉄鋼等の増産による輸送量の増加があり、また住宅建材の増産や精密機器、日用雑貨品、食品等の取扱い増加もあり、増収となった。
港湾運送事業は、京浜地区では建設重機等の輸出が大幅に増加し、大型プラント案件も受注が増加。ステンレス屑や鉄鋼原料・特殊鋼等の輸入も増加した。また石炭運搬船の取扱いが増加し、青果物の輸入取扱いも増加した。中部地区では中国・アジア向けの化成原料等の輸出増加があり、増収となった。
倉庫業については、京浜地区ではタイヤ保管の業務終了による減少もあったが、衣料・寝装具の取扱い増加による保管増やステンレス屑・鉄鋼原料・非鉄金属等取扱いが増加し、また精密機器の取扱い増加もあり、増収となった。
通期では、売上高850億円(4.7%増)、営業利益38億円(35.9%増)、経常利益41億円(28.1%増)、当期利益24億円(23.5%増)となる見通し。
伏木海陸運送 決算/6月期の売上高1.0%減、営業利益44.4%減