東邦ホールディングスは3月28日、東日本大震災で被害の受けた物流センターの復旧策と代替案について発表した。
被災した物流センター、TBC本宮(福島県本宮市)は、これまで南東北3県のエリアを担当してきたが、震災による被害が大きいことから、現在業務は停止中。
3月末日を目途に廃材の撤去や応急工事を進め、その後商品の棚ぞろえやシステム接続などを行い、再稼働後に供給を担当するエリアを決める。エリアとスケジュールについては4月7日までに判断するとしている。
従来、TBC本宮から賞品供給を受けていた福島県エリアについては、TBC大宮(埼玉県さいたま市)が、宮城県エリアと山形県エリアについては、TBC東京(東京都品川区)が代替で行っている。
しかし、東北自動車道の全線開通や、ガソリン供給の改善により、当日受注分の医薬品は翌日の午前中までに各営業所に届いており、大震災前とほぼ変わらぬリードタイムで、安定した商品供給を行っているという。