名糖運輸は4月28日、東日本大震災による影響で、損害が発生したことから、特別損失を計上するとともに、2011年3月期の業績予想を修正したと発表した。
仙台物流センターが被災したことにより、特別損失を計上することにしたもので、金額は固定資産除去損が3億4300万円、災害損失引当金繰入額が7300万円の計4億1600万円。
また、2011年3月期の業績予想数値では、前回発表数値が売上高471億円、営業利益8億4000万円、経常利益9億円、当期利益2億5000万だったが、今回の修正で、売上高464億円(増減率1.5％減)、営業利益7億4000万円(11.9％減)、経常利益8億円(11.1％減)、当期損失1憶8000万円(172.0％減)としている。
仙台物流センターは建物、冷蔵設備などの建造物とトラックが壊滅的な被害を受けている。また、その後の計画停電や燃料不足、顧客の生産能力低下などにより、営業活動に多大な影響があったとしている。
