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ヤマトHD/3月期の売上高3%増の1兆2365億円、営業利益643億円

2011年04月29日/決算

ヤマトホールディングスが4月28日に発表した2011年3月期業績によると、売上高1兆2365億2000万円(前年同期比3.0%増)、営業利益643億1400万円(4.8%増)、経常利益659億5100万円(4.2%増)、当期利益332億700万円(2.9%増)となった。

ヤマトグループは付加価値サービスの開発と育成、事業領域のアジア地域への展開に積極的に取り組んだ。

震災により、ヤマトグループにおいても大きな被害を受けたが、インフラとしての使命を果たすべくネットワークの復旧に全力で取り組み、被災地の復興支援を積極的に推進している。

デリバリー事業では、生活者の視点に立ったサービスの開発や提案営業の推進、第一線のセールスドライバーの着実な営業活動により、宅急便取扱数量は前年度を大きく上回り、過去最高の増量となった。

また、単価面では、大口法人顧客の取扱数量の増加に伴い前年度に比べて下落したものの、その下げ幅は縮小傾向にある。

さらに、今後の宅急便の増量時の配達品質の維持と費用の抑制に向けて、適正な人員体制の構築や新たな労働生産性向上施策に先行的に取り組んだ。

その結果、上期に人件費の増大は発生したものの、下期より先行的な取組みの効果が顕在化し始め、営業収益、営業利益ともに前年度を上回る実績となった。

デリバリー以外の事業では、法人顧客への販売の拡大や業務の効率化および費用の削減に向けて、グループ内の経営資源を複合的に活用したサービスの拡販に努めた。その結果、新規顧客の獲得と同時に既存顧客との取引を拡大させ、BIZ-ロジ事業やe-ビジネス事業を中心に堅調な推移となった。

来期の業績予想は、売上高1兆2400億円(0.3%増)、営業利益550億円(14.5%減)、経常利益565億円(14.3%減)、当期利益225億円(32.2%減)の見通し。

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