日本海事協会(以下:ClassNK)は5月6日、世界に先駆けて船舶の安全な運航と非常事態対応で必要となる構造情報を保管するアーカイブセンターを設立すると発表した。
アーカイブセンターは、インターネットを利用したクラウドコンピューティングを最大限活用することで、船主を中心としたClassNKの顧客に迅速かつ利便性のあるサービスを供給する。
さらに、厳格なアクセス権限の付与と閲覧履歴の管理など従来の手法に加え、最新のテクノロジーによる万全のセキュリティーを確保する。
システム構築には、日本IBMが支援し、船級承認に係る電子図面承認システム、承認用図面と完成図面等、船舶のあらゆる図面情報の管理システム、シップリサイクリングのシステム、 緊急時支援システムを提供する。
ClassNKは、船舶の安全を確保するために制定した規則が、建造時と就航後の船舶に適用されていることを証明するため検査を実施している。
制定する規則は、船体構造、推進機関、電気、電子システム、安全機器、揚貨装置など。
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