LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ゼロ/東日本大震災の被災状況発表

2011年05月16日/3PL・物流企業

ゼロは5月13日、東日本大震災による被害を現時点での状況をまとめて発表した。

それによると、同社グループの各事業所は地震による被害は軽微だったものの、その直後の津波により、仙台、八戸の両事業所が壊滅的な状況となった。

津波の直撃により、同社現場管理職1名が犠牲となった仙台では、事務所建屋が全面的に損壊し、車両プールが外部から流れ込んだ損壊車両など大量の瓦礫や土砂で埋まるなど、業務運営が不可能な状況となった。

八戸でも建屋や車両プールに同様の被害を受け、一時的に東北地方における同社の物流オペレーションは完全に停止した。

津波による被害は、仙台で550台、八戸で100台を超える顧客から預かっていた車両が流出・損壊の被害を受けた。

復旧状況では、仙台では、輸送用車輌の多くが稼働できる状況だったことから、数次にわたる支援物資の派遣と並行して、仮事務所や暫定的な輸送拠点の設置、従業員の配置転換を含む物流ルートの再編などの対応を進めたことから、当初予定より早い時期の業務再開が果たせたと、している。

なお、業績への影響については、売上については大幅な減少が見込まれ、不確定要素は残るものの、当期累計で最大20億円の影響を見込んでいる。

また、中長期の復旧対策費として1億円前後の投資を検討している。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース