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バンテック/4~9月の売上高2.8%増、営業利益6.1%減

2011年10月28日/決算

バンテックが10月28日に発表した2012年3月期第2四半期決算は、売上高682億6100万円(前年同期比2.8%増)、営業利益31
億6200万円(6.1%減)、経常利益32億2500万円(5.0%増)、当期利益18億4200万円(19.5%増)となった。

国内物流事業は、期前半では東日本大震災により寸断されたサプライチェーンの影響は広範囲かつ甚大であり、自動車産業においても生産が一時停止するなどその影響を大きく受けた。

期後半にはサプライチェーンの早期回復による自動車生産の復調を背景として、自動車部品の工場間輸送、KD梱包作業及び完成車船積みなどの自動車関連物流が、全般的に堅調な荷動きとなった。

流通関連物流では大阪物流センターが本年4月に稼動を開始し、関西地区における食品物流需要の取り込みを図った。

この結果、国内物流事業の売上高は455億8000万円(3.7%増)、営業利益18億2500万円(4.0%減)となった。

国際物流事業は、世界的に不安定な経済情勢により日本発着の輸送需要は航空・海上ともに減少したものの、航空運賃が落ち着いた状況で推移するとともに期初を中心にサプライチェーン寸断に伴う緊急輸送の取り込みを図った。

この結果、国際物流事業の売上高は115億9600万円(3.3%減)、営業利益6億5900万円(33.1%増)だった。

海外物流事業は、アジアでは自動車の現地生産拡大による自動車部品のロジスティクス、フォワーディングが増加したものの、主に中国での物価上昇に伴うコスト増や、航空貨物の海上輸送へのシフト等による航空貨物輸送量の減少など、やや厳しい状況で推移した。

一方、欧米では欧州における好調な自動車生産によるロジスティクスの増加、並びに米州・欧州からの新興国向けを主体とした航空貨物輸送量の増加などにより、好調に推移した。

この結果、海外物流事業の売上高は110億8400万円(6.3%増)、営業利益6億7700万円(16.0%増)となった。

通期は、売上高1400億円(6.1%増)、営業利益65億円(6.6%増)、経常利益64億円(3.2%増)、当期利益37億円(63.8%増)を見込んでいる。

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