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米国/10月度のアジア主要10か国発のTEU実績3.8%減

2011年11月14日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は11月9日、米国海上輸入の10月実績をまとめた。

それによると、アジア主要10カ国発の10月度TEUは前月より1.4%減少した。10カ国の昨年同期比では3.8%減となり、5か月連続で昨年実績を下回って推移している。

米国輸入全体では、アジアの減少傾向に対して、10月は欧州、中米からの輸出増(前月比でそれぞれ10%増、 5%増)に助けられて、前月比で0.33%増、前年比も1%減と、先月(それぞれ6.3%減、4%減)よりも小幅改善となった。

中国の対米輸出金額の約65%を海上コンテナ輸送が担っているが、6月から貨物量は前年比割れが続いている。主に家具類、電気機器、玩具、履物、衣類など一般向け商品に目立つ。

中国の対米輸出金額の約25%を航空輸送が担っているが貨物量は5月以降前年割れで09年に近づいている。航空貨物量の約60%を上位2品目、機械類、電気機器で占めているが、6月に上昇の後、横ばい傾向。09~10年実績では11月は上向きだった。

アジア10か国発コンテナ貨物の60%を占める中国のTEU 10月実績は、前月比で9月の4.7%減の後5.6%減少となり、前年比も6.5%減と5か月連続のマイナスとなった。

しかし、上位グループの韓国、香港、台湾、日本の10月実績は前月比がプラスに転じ、韓国、台湾、日本は前年比も4か月連続のマイナスからプラスとなった。次位グループではベトナムとマレーシアの改善幅が目立つ。

韓国の増加は、下記の釜山港TS(トランシップ)内訳の通り、自国分の改善がそれぞれ13.1%、17.1%と二桁であったことに依る。

日本発も前月比で9月は約10%の減少を8.7%増で8月レベルに戻し、前年比でも4か月連続のマイナスの後、1.5%増の改善だった。

日本各港でみると9月に比べて東京、名古屋、神戸、博多が増量となっている。

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