三井金属鉱業のグループで自動車ドア周りの機能部品を生産する三井金属アクトは3月27日、国内工場を集約すると発表した。
2013年3月末までに、国内の3生産拠点の内、韮崎と石川の2工場を閉鎖し、九州工場の1工場体制とする。
韮崎工場と石川工場で生産している製品は、海外を含む三井金属アクト傘下の他の生産拠点に移管する。
2012年10月を目処に「ものづくり開発センター(仮称)」を韮崎市に新設し、将来のものづくりに向けて、先進技術情報収集および量産への実践トライを行う。
社員は、三井金属アクトグループ内への配置転換を基本に雇用を確保する。
三井金属アクトでは、国内の自動車生産の減少、BRICsを中心とした新興国での市場拡大と自動車メーカー各社の現地生産拡大に対応して、現地生産への対応、原価低減、リスク分散などを考え、積極的に海外(特にアジア)への生産シフトを推進していた。