日立製作所は6月19日、生活協同組合連合会コープネット事業連合のコープデリ宅配事業を支える物流システム基盤「コープデリ宅配物流統合システム」をプライベートクラウド環境で構築し、稼働したと発表した。
＜コープデリ宅配物流統合システムの概要＞
コープデリ宅配事業の物流システムのデータベースとバックアップシステム、従来15か所の集品センターで個別に構築・運用を行ってきた集品業務用サーバをプライベートクラウド基盤に集約・統合した。
サーバ仮想化技術の適用により、バッチ処理業務を行う基幹システムである物流システム基盤の集約・統合を業務の処理性能を向上しながら実現し、システムの構築・運用コストの削減に成功した。
コープネット事業連合は、関東・信越1都7県の8地域生協が加盟する事業連合で、8地域生協の商品・システム・物流などの共通基盤を整備し、コープデリ宅配・店舗・サービス事業などのチェーン本部機能を担っている。
従来、コープネット事業連合の情報システムは、地域生協ごとに構築・運用していたが、構築・運用コスト削減のため、システムの集約・統合を進めていた。
