グリーンコープ生活協同組合ふくおか(グリーンコープ生協ふくおか)は8月22日、連日、全国各地で観測史上最高気温を更新する記録的な猛暑が続く中、配達員や倉庫スタッフの安全と健康を守るため、最新の冷却ウェア空調服(ジーベック製)を600着と短パン(パタゴニア社製)を導入したと発表した。
<冷却ウェア空調服と短パンを着込んだグリーンコープ生協ふくおか 福岡西支部の人たち>
今年6月からは企業や団体に対しても熱中症対策の実施が法的に義務づけられた。違反時には罰則が科されることとなり、労働環境における安全配慮は社会的責任として不可欠なものとなっている。
グリーンコープ生協ふくおかでは、配達員や倉庫スタッフなど現場で働く人々の健康と安全を守るための取り組みを進めている。その一環として、最新の冷却技術を取り入れた空調服を累計で600着導入した。小型ファンが衣服内に風を送り込み、体温上昇を防ぐこのウェアは、すでに多くの建設現場などで注目されており、導入後には「汗が減り作業中も体力が続く」といった声がスタッフからも聞かれている。さらに、通気性に優れた短パンの着用も進め、作業環境をより快適に整える工夫を重ねている。
今回の取り組みは、法令対応という枠を超え、「人が安心して働ける現場をどうつくるか」という問いに対する具体的な答えだ。
地域の暮らしを支えるグリーンコープの事業は、その担い手であるスタッフの健康なくして成り立たない。現場の声に耳を傾けながら、猛暑を“社会全体の課題”として捉え、働く仲間と共に持続可能な解決策を探り続けていくとしている。
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