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コニカミノルタ/複合機の梱包材、容積100分の1に

2012年11月01日/SCM・経営

コニカミノルタビジネステクノロジーズは10月31日、複合機の梱包材である発泡スチロールを溶融してインゴット(塊)に成型し、再生材として利用するリサイクルを国内の物流倉庫で展開していると公表した。

<導入した減容器>
20121101minoruta - コニカミノルタ/複合機の梱包材、容積100分の1に

6月より西日本地区の物流を担当する大阪物流センター(大阪市住之江区)で試験的に発泡スチロールの溶融・インゴット化を開始し、夏から本格的に運用を開始し、東京物流センター(川崎市川崎区)も減容器を設置し、8月末より稼動を始めた。

発泡スチロールは、溶融して成型するとポリスチレン100%のインゴットになり、体積は約100分の1まで小さくなる。

これを業者を通じて売却し、再生プラスチック製品のメーカーなどが材料として利用することで、資源が循環するもので、東西の基幹物流倉庫に発泡スチロール減容器を導入した。

減容で小さくなったため、発泡スチロールの状態で産業廃棄物処理業者がトラック運搬していたときに比べ、ポリスチレンインゴットの運搬に使用するトラックの延べ台数が約100分の1に減り、発泡スチロール処理の運搬から排出されていたCO2の量を年間約2,800トンから約200トンへ削減する見込み。

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