ティーエルロジコムは11月27日、ホームセンター大手のカインズの本部移転にかかるコンサルティングから管理、移転実作業をトータルで受託し、11月13日に業務を完了したと発表した。
＜美術館のような外観のカインズの新本部＞
カインズは、業容拡大にともない埼玉県本庄市に建設されていた新社屋が10月1日に竣工し、設立の地である群馬県高崎市から本部を移転することに決定。
約700名が勤務する新社屋は2.7万㎡の延床面積を持つ大型施設で、本部機能のほか人材育成施設として大ホールや研修室などを備え、従業員の能力開発を念頭に設計。
ティーエルロジコムは、新本部移転プロジェクトのレイアウト設計段階から参画し、荷量分析、移転計画の作成・管理などのコンサルティングから実作業まで一貫して受託。
移転は、延べ作業人員350名、使用車両420台（4ｔ車）を動員する大規模なもので10月1日から6日までの6日間に集中して実施し、ほとんどの作業を完了した。
移転作業は、旧本部が住宅地にあり休日や夜間の作業が難しいため平日業務時間内に部署単位で実施する作業計画を分単位で作成。
キャビネットを書類の入ったまま独自機材で輸送するなどカインズの業務中断を最小限にするよう配慮。結果、各部署とも90分以内で移転を完了。２時間後には新本部で業務を再開することができた。
美術品や機密書類の輸送ために専用の梱包材や車両を手配。機密書類箱には封印シールの貼付、車両への積み込み・下ろし時にはご担当者立ち会いで荷姿・数量や荷台施錠確認をするなど万全のセキュリティ対策を実施した。
