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京都信用保証協会ほか/ICタグで保証書類管理システムが稼働

2012年12月06日/IT・機器

京都信用保障協会、日立ソリューションズ、日立製作所は12月6日、保証関係書類約26万件の管理強化や関連業務の効率化などを実現するため、日立のICタグ「μ-Chip(ミューチップ)Nモデル積層ラベル」を活用した「保証書類管理システム」を導入し、本所ならびに京都府内4支所にて本格稼働を開始したと発表した。

保証申込関係書類だけでなく、条件変更関係書類、求償権関係書類など協会業務全般の保証関係書類にICタグを取り付けた管理システムを導入するのは、全国の信用保証協会の中で、初めてとなる。

このシステムは日立ソリューションズと日立製作所が共同で開発したシステムで、今回、日立ソリューションズが構築したもの。

実際の運用は、保証協会共同システム「COMMON(コモン)システム」から保証関係情報を取得し、保証申込時に顧客番号・顧客名・保証番号などの情報を登録したICタグを保証関係書類に取り付ける。保証関係書類を入出庫する際に、このシステムに入庫・出庫の登録を行うことで、誰が・いつ・何の保証関係書類を利用・返却したかという履歴や所在管理を行うほか、入庫時には顧客毎の全数チェックを行い、混入書類や不足書類を瞬時に確認することができる。

密集した大量のICタグが一括で読み取れるため、100件を超える保証関係書類も一括して容易に入出庫ができる。

また、棚卸の際には、ハンディ型リーダにより一括で読み取ることで、迅速かつ高精度での現物確認が可能となり、本所にある保証関係書類約18万件の棚卸も、およそ3日間で完了できる見込みという。

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