センコーは4月25日、2013年度から2016年度までの4年間の中期経営計画を策定した。
会社が目指す姿を「国内外から信頼される、流通情報企業」とし、コーポレート・スローガンを「Moving Global」とした。
中期経営目標は2012年度実績の売上高2935億円から2016年度を4000億円(36.3%増)、営業利益は99億円から150億円(51.4%増)、営業利益率は3.4%から3.8%とした。
物流センター事業、商流・貿易事業の業容拡大、収益を重視した国際物流事業の展開、ものづくりへの挑戦、業務提携・M&Aの推進を挙げている。
事業別の重点施策では、流通ロジスティクス事業で、物流センター事業の業容拡大(ネット通販、医療・医薬 など)共同配送事業の拡大、住宅物流事業では、在来工法の住宅分野、リフォーム市場への進出、施工や商流の機能を備えた新しい物流サービスの開発・拡充を挙げている。
ケミカル物流事業では、樹脂、液体、高圧ガスなど特殊物流の販売拡大外資系メーカー、専門商社など新規顧客の開拓、共同配送などを含む3PL事業の拡大、国際物流事業では、顧客の海外戦略への対応、海外での物流機能の強化、地域物流網の構築、新興国への進出(カザフスタン、ASEAN諸国など)を方針としている。