清和海運は12月17日、新東名高速道路新清水IC近くに防災・減災機能を備えた高規格な物流センターを開設すると発表した。
BCP(事業継続計画)の強化と清水港と東名・新東名・中部横断自動車道を活用した広域物流ネットワークサービスの拡大と、分散していた施設を統合し時間・距離の短縮等による物流業務の合理化・効率化を実現する。
用地は12月11日にはごろもフーズから17億円で譲受した土地を充て、着工は2014年4月、竣工は2014年12月、稼働予定は2015年1月。
設備面では垂直搬送機、エレベータ、自動搬送機、移動ラックなど最新の荷役機器を備え、海上コンテナ、大型トレーラー、大型トラック、20台が同時荷役できる規模と小口出荷、共同配送が可能な荷捌き能力の高さを持つ。太陽光発電の導入、LED照明の採用等、省エネにも対応する。
物流センター内に流通加工用設備を設置し、物流関連作業、検品、包装作業等、付加価値を高めたサービスを行い地域経済の活性化や雇用の促進を図る。
なお、防災対策と内陸・高台部の活性化を推進する静岡県と静岡市の内陸フロンティア構想に沿ったもの。
■物流センターの概要
所在地:静岡県静岡市清水区宍原字神田796-1
敷地面積:約8万5000㎡
倉庫棟
構造:1棟、2階建て耐震構造
延床面積:約3万4000㎡
事務棟
構造:1棟、2階建て耐震構造
延床面積:約500㎡
従業員規模:90名程度