セーラー万年筆は12月27日、産業用ロボット事業において、台湾の明緻精密と生産委託契約を締結したと発表した。
主要製品である射出成形用取出ロボットの戦略的機種「RZ-Aシリーズ」を台湾で、委託生産を1月から開始する。
中国において普及価格帯の取出ロボット「RZ-Xシリーズ」を中心に生産を行っていた写楽精密機械(上海)は、ロボット製造を取りやめ、中国国内向けの販売・サービス拠点に特化する。
RZ-Aシリーズの100~700トンまでの5機種各機種シングルアームとダブルアームの計10モデルのラインナップを揃えて、委託生産することで、コスト競争力を強化し、拡販を進める。
中国国内では、ローコストモデルのRZ-Xシリーズの販売が伸び悩む、高機能機種「RZ-Σシリーズ」や特注装置の引き合いが増加していた。
最上位機種であるRZ-Σシリーズは、従来通り国内の青梅工場で生産する。