新日鉄住金は5月15日、490N級鋼の「ハイパービームVE/NSYP345B」が、関西地区で新設される物流センターで採用されたと発表した。
＜SGリアルティ舞洲＞
＜（仮称）ニチレイ・ロジスティックス関西咲洲物流センター＞
導入する物流センターは、SGリアルティ舞洲、（仮称）ニチレイ・ロジスティック関西 咲洲物流センターなど。
建築構造用圧延鋼材（JIS G3136）SN490Bよりも設計基準強度F値を20N/mm2高めた490N級のハイパービームで、鋼材重量を従来比約5％低減することが可能で、2012年の初出荷以来、物流倉庫を中心に9件（累積販売量：約1.5万トン）の建物に採用されている。
建築構造用圧延鋼材（SN鋼）と同等の塑性変形性能を有するとともに、経済性に優れ、高い耐震性を確保した設計が可能となるなど多くの利点を持つ高降伏点外法一定H形鋼の提供を通じて、社会基盤整備をはじめ国土強靭化にも貢献していくとしている。
■SGリアルティ舞洲
所在地：大阪市此花区北港白津2-1-22
建築規模：延床面積11万1798㎡、地上6階建
構造：S造
施主：SGリアルティ
設計・施工：熊谷組
■（仮称）ニチレイ・ロジスティックス関西咲洲物流センター
所在地：大阪市住之江区南港中
建築規模：延床面積3万5446㎡、地上6階建
構造：柱RC梁S造/免震構造
施主：ニチレイロジグループ本社
設計・施工：清水建設
