乾汽船が8月6日に発表した2015年3月期第1四半期決算によると、売上高44億3100万円(前年同期比12.0%増)、営業利益300万円(前期は4億6200万円の営業損失)、経常損失2200万円(4億6800万円の経常損失)、当期損失8億3500万円(4億2100万円の当期損失)となった。
自主運航による効率的な配船を追求すると共に、減速航海の深度化による更なる燃料費削減などを実施し収益改善に努めてきた。これらの施策により、四半期単位での営業利益は、第96期連結会計年度の第1四半期以来、12四半期(3年)ぶりに営業黒字を回復した。
特別損益は、合併関連費用の計上、現在の用船市況に比べ高い借船契約をしている船舶の一部について早期解約を実施したことによる用船契約解約金を計上し、当期収益では大幅な赤字となった。
通期は、売上高185億円(12.2%増)、営業利益2億7000万円(-)、経常利益8000万円(-)、当期損失7億7000万円(-)の見通し。