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三井造船/重油に替わるエタン焚きME-GE搭載船舶開発

2014年12月10日/IT・機器

三井造船は12月9日、エタン燃料焚きの電子制御式ガスインジェクションディーゼルエンジン(ME-GI-Ethane)を世界で初めて受注したと発表した。

ドイツ船主であるHartmann Schiffahrtとノルウェー船主であるOcean Yield向けに中国造船所が建造するLEG(液化エチレンガス)運搬船3隻(3万6000立方メートル型、1基1軸)に三井-MAN B&W 7G50ME-C9.5-GI-Ethaneが搭載される。

ME-GIエンジンは熱効率の高い大型2サイクル低速ディーゼルエンジンでありながら、使用燃料として天然ガス(LNG)と重油の両方を使用できる二元燃料(Dual Fuel)機関。

これに対し、受注したME-GI-Ethaneは、燃料としてLNGではなく、エタンと重油燃料を使用できる機関になる。

エタンは重油に比べ、LNGと同様に、環境にやさしい燃料。シェールガスの開発・普及に伴い、その優れた経済性も注目されており、LNG燃料に続き、現在主流である重油に替わる舶用燃料として注目されているという。

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