プロロジス/先進的大型物流施設は米国30%、日本は3%

2015年06月16日 

プロロジスは6月16日、山田御酒社長による「プロロジスのグローバル開発戦略」説明会を行った。

<山田御酒社長>
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日本での説明では、開発実績は2002年の旧プロロジスパーク新木場に始まり、2015年の9棟で合計79棟、その内、マルチテナント型48棟、BTS型31棟を開発してきた。

運営・開発中の施設数は45棟、総延床面積340万7000m2となっている。

開発物件の79棟の内、マルチテナント型が6割、BTS型が4割。この割合は意図したものではなく、自然と毎年6:4の割合になったとのこと。開発にかかる難易度は圧倒的にBTS型の方が高く、最低着工までに2年かかるという。

日本の物流施設について山田社長は「物流施設需要の増加は3P市場の拡大を見ても明らか。ある調査では、2005年の売上高約1兆円のほぼ倍の約2兆円の金額となっている。大手物流企業の調査でも2006年の約3倍になっている。また、Eコマースの伸長も顕著で、百貨店と通信販売の売上は既に逆転していると見られている」とし、「首都圏や関西のClass-Aの大型物流施設の空室率もリーマンショック後の一時期は20%近くなっていたが、この数年は3~4%程度で推移。空きスペースが少ない状況が続いている」としている。

Class-Aとは、先進的大型物流施設を指すが、その定義は延床1万平m2以上とか、いくつかの要件を満たしたもの。米国では全体の倉庫の内30%がClass-Aの先進的大型物流施設だが、ヨーロッパでは15%程度、日本では物流施設・倉庫総計約4億6000m2の内、Class-Aは約1400万m2で約3%にすぎないという。それだけ需要はまだまだあるということだ。

プロロジスでは、首都圏で今後、2015年12月にマルチテナント型の「プロロジスパーク吉見」、2016年4月末にマルチテナント型の「プロロジスパーク千葉ニュータウン」、2016年に「プロロジスパーク市川3」、「プロロジスパーク古河1」、2017年に「プロロジスパーク海老名2」の竣工を予定している。

また、関西圏では、2016年9月末に「プロロジスパーク茨木」、2016年10月に「プロロジスパーク神戸2」、2018年夏「プロロジスパーク京田辺」の竣工を予定している。

中でも、京田辺は「ここは京都にも滋賀にも奈良、大阪にも交通の便からいえば申し分のない立地。今後ここは物流施設の集積する場所になると期待できる」と山田社長。

さらに、「2002年に開発を始めてから今日まで、東日本大震災など、さまざまな経験をしてきた。床の材質も当初は10年くらいでひび割れしたり、壁の材質が経年劣化を起こすなどした。そのたびに高価だが新しい素材を選定してきた。賃料に生かしたいところだが、相場があるため、それも難しい。そこで建設費が高くなっても我々はそれを付加価値として稼働率を上げようと努めてきた」と山田社長は話した。

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