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スエズ運河庁/新スエズ運河の開通を正式に宣言

2015年08月07日/物流施設

スエズ運河庁は8月6日、アブデル・ファタフ・アル・シシ エジプト大統領が、世界の指導者、著名人、およびエジプト社会のあらゆる人々の前で新スエズ運河の開通を正式に宣言したと発表した。

<建設中の新スエズ運河(スエズ運河庁)>
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巨大な建設プロジェクトは当初3年計画とされていたが、4万3000人を超える作業員の協力により1年以内で完成した。推定5億ドルをかけて、2.5億立方メートルが掘削された。

建設フェーズでは2億4200万立方メートルを超える土砂が浚渫され、長さ35キロメートル、最大深さ24メートルの新運河が完成した。

12か月におよぶ不断の作業の結果、新しい運河ではその歴史上初めて北向きと南向きの船舶が同時に通航できるようになった。

最初の資金調達で6日間に85億ドルを集め、2023年まで現在の倍以上となる123億ドルの収益を毎年計上する見込み。

アル・シシ大統領はこの運河が新しいエジプトのシンボルとして、エジプトから世界への贈り物、およびエジプトの人々の決意と取り組みを示すものになることを期待していると述べた。

既存のスエズ運河と並行して建設されたこの新しい運河は、2023年までに船舶通航量を倍増して1日あたりの通航量を49隻から97隻に拡大する見込み。さらに南向けの船舶の通航時間は最大で合計8時間短縮される予定だ。

新スエズ運河は、過去2週間の試験運用期間にすでに多数の船舶に利用されたが、開通式に続いてビジネスが飛躍的に拡大すると予想している。

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