伏木海陸運送が8月12日に発表した2015年6月期の業績は、売上高140億9000万円(前年同期比3.0%増)、営業利益6億4600万円(32.3%増)、経常利益5億8300万円(43.9%増)、当期利益3億2300万円(61.2%増)となった。
主力部門の港運事業と陸運事業では、地元大手製造業の生産活動が活発であったことから、原材料や燃料の輸入取り扱い数量が増加した。
軽油の価格が大幅に下落したことや経費の節約に努めた結果、売上の増加率に比べて、売上原価の増加率が低くなり、営業利益、経常利益、当期純利益とも予想を上回る増加となった。
は港湾貨物の集荷と、大型客船や北陸新幹線を利用する観光客誘致に向けて積極的な営業活動を推進した。グループの集約化等による業務の効率化、コストの削減を推し進めた。
次期は、中国など新興国における成長の鈍化傾向や、ロシアのルーブル安による購買力の低下により港運事業の取扱いは弱含みで推移すると見込んでいる。
売上高141億円(0.1%増)、営業利益5億2000万円(19.6%減)、経常利益4億2000万円(28.0%減)、当期利益1億6000万円(50.6%減)を見込んでいる。