JOGMECは8月11日、出光興産と住友商事が、それぞれ設立する子会社を通じて実施するベトナム南西海上39と40/02鉱区における探鉱事業について、出資対象として採択した。
出光をオペレーターとしてベトナム国営石油会社(ペトロベトナム)と生産分与契約(PS契約)を締結した。
JOGMECは、両社が子会社を通じて負担する探鉱事業費のそれぞれ50%を上限に出資する。
JOGMECは、2010年に出光の提案を受け、ペトロベトナムと当該鉱区の共同スタディ契約を締結し、2011年10月から2013年8月までの間に「知見活用型海外地質構造調査」として、物理探査データの取得・地表地化学調査を実施した。
本調査により当該鉱区の有望性が確認されたため、出光は本契約に基づき付与を受けたPS契約に係る優先交渉権を行使し、住商をパートナーに加えてペトロベトナムと交渉を行った結果、調印に至った。
■鉱区概要
鉱区名:ベトナム南西海上39&40/02鉱区
鉱区面積:約11,620km2
水深:50~60m
権益保有比率:出光興産(オペレーター)75%、住友商事25%
出資見込額:約57億円(二社合計)
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