日通総合研究所は9月15日、2015年度の経済と貨物輸送の見通し(改訂)の中で、企業物流短期動向調査(速報)を発表している。
それによると、2015年10~12月の国内向け出荷量「荷動き指数」は、△3とさらに4ポイント改善する見込みであるが、引き続き水面下で推移すると予測。
業種別「荷動き指数」は、改善に向かうもののプラスは5業種にとどまり、荷動き回復の動きはまだ広範囲に広がらずとしている。
輸送機関別「利用動向指数」は、改善に向かうものの全輸送機関でマイナスになると見込み。
輸出入貨物量「荷動き指数」は、総じて低調な推移に。 外貿コンテナの輸入で小幅に上昇する一方、その他の輸送機関では横ばいあるいは低下し、かつ全輸送機関でマイナスになるとしている。
在庫量・営業倉庫保管量「動向指数」は総じて低下。原材料在庫でマイナス、製品在庫と営業倉庫保管量ではゼロ水準になると予測。
運賃・料金「動向指数」は、上昇基調ながらやや一服としている。